「FP3級の公的介護保険の分野を学びたい!」
「公的介護保険の分野は何を覚えればいいの?」
FP3級の勉強を始めたばかりの方は、公的介護保険についてわからずに困っている方も多いでしょう。
僕も「介護保険ってなんやねん!」と思っていました。
本記事では、勉強を始めたばかりの人でもわかりやすいように、FP3級の公的介護保険の分野を解説していきます。
FP3級の介護保険は、暗記が少ないから、しっかり覚えておきましょう!
【FP3級】公的介護保険
公的介護保険とは、介護が必要と認められた場合に、給付してもらうことができる保険のことです。
公的介護保険制度の保険者
介護保険の保険者は、市区町村です。
市区町村の認定を受けないと、介護保険はもらえないよ!
参考:介護保険とは|厚生労働省
介護保険制度の被保険者と自己負担額
介護保険の被保険者は、大きく以下の2つに分かれています。
第1号被保険者 | 第2号被保険者 | |
---|---|---|
対象の年齢 | 65歳以上 | 40歳以上65歳未満 |
もらえるタイミング | 要介護者・要支援者 | 老化が原因の特定疾病で要介護・要支援になった場合 |
自己負担割合 | 原則1割 (一定以上の所得で2割・さらに所得があると3割) | 原則1割 (一定以上の所得で2割・さらに所得があると3割) |
FP3級の介護保険の分野では、第1号被保険者と第2号被保険者の違いが分かっていれば解ける問題がほとんどだよ!
【FP3級】公的介護保険の過去問を解いてみよう!
FP3級の公的介護保険の分野では、覚えておく内容は少ないです。
しかし、しっかりと知識を身に着けるためにも、過去問で復習をしていきましょう!
FP3級:公的介護保険の過去問①
公的介護保険の第( ① )被保険者は、市町村または特別区の区域内に住所を有する( ② )以上65歳未満の医療保険加入者である。
- ① 1号 ② 40歳
- ① 2号 ② 40歳
- ① 2号 ② 60歳
出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2024年1月
答え:2
FP3級の介護保険では、以下の2つを覚えておきましょう。
- 第1号被保険者は65歳以上
- 第2号被保険者は40歳以上65歳未満
FP3級:公的介護保険の過去問②
出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2023年1月
答え:1
FP3級の公的介護保険の分野では、以下の2つを覚えておく必要があります。
- 第1号被保険者は65歳以上
- 第2号被保険者は40歳以上65歳未満
また、公的介護保険を受け取るためには、市区町村から認定を受ける必要がある点も問われることがあるので覚えておきましょう。
【FP3級】公的介護保険の覚え方
介護保険の分野は、覚えることが2個だけですが、「第1号と第2号被保険者の年齢区分が覚えられない!」と悩んでいる方も多いでしょう。
そこで、FP3級の公的介護保険の覚え方をお伝えします。
黄色のアンダーラインを見てみよう!
- 第1号被保険者は65歳以上
- 第2号被保険者は40歳以上65歳未満
1号だから年齢は「65歳」の1つだけ、2号だから年齢は「40歳」と「65歳」の2つがあります。
国民年金の被保険者との違いが覚えられない人も多いでしょう。
公的介護保険は65歳の区分だけど、国民年金は60歳の区分だったね!
僕の覚え方は「介護(5)保険だから65歳!」
国民年金の場合は、第3号被保険者まであります。
第1号被保険者 | 第2号被保険者 | 第3号被保険者 |
---|---|---|
・自営業や学生、無職など ・20歳以上60歳未満 | ・会社員や公務員 ・年齢は制限なし | ・第2号被保険者に扶養されている配偶者 ・20歳以上60歳未満 |
国民年金と公的介護保険では、被保険者の区分が異なるため、しっかりと区別して覚えておくことが大切です。
国民年金を復習したい人は、以下の記事も見てね!
【FP3級】介護保険のまとめ
本記事では、FP3級で学んでおきたい内容に絞って、公的介護保険をわかりやすく解説しました。
介護保険の分野では、被保険者の分類として以下の2つがよく出題されるので、覚えておきましょう。
- 第1号被保険者は65歳以上
- 第2号被保険者は40歳以上65歳未満
FP3級の介護保険の分野は、すぐに覚えられそうだね!
介護保険の分野をマスターして、FP3級の試験に合格しましょう!