【FP3級】労災保険(労働者災害補償保険)とは?わかりやすく解説!

【FP3級】労災保険 ライフプランニングと資金計画

「FP3級の労災保険がわからない!」

「FP3級は労災保険の分野で何を覚えればいいの?」

FP3級の勉強を始めたばかりの方は、労災保険がわからずに困っている方も多いでしょう。

僕も全然わからなかったけど、整理したら覚えることが少ないことに気付いたよ!

労災保険は、社会保険制度のうちの1つであり、業務上・通勤途中で生じたケガや病気などに対して給付される保険のことです。

本記事では、FP3級で最低限覚えておきたい内容に絞って、わかりやすく労災保険(労働者災害補償保険)を解説していきます。

【FP3級】労災保険とは?

労災保険とは、労働者災害補償保険の略称であり、業務上・通勤途中で労働者が病気やケガ、障害、死亡した場合に給付される保険のことです。

医療保険の療養費は、仕事以外が原因の病気やケガをした場合に給付されるんだったね!

労働で生じたものは、労災保険の給付になるから、医療保険と区別しておきましょう。

労働災害保険は、「通勤途中」も対象であることに注意しましょう!

医療保険について勉強したい人は、以下の記事を見てみてね!

参考:労災保険制度とは|厚生労働省

労災保険の対象者

労災保険の対象者は、すべての労働者です。

労災保険の対象者対象外の者は、以下の通りです。

労災保険の対象労災保険の対象外
・正社員
・アルバイト
・パートタイマー
・外国人労働者
・社長
・役員(取締役・監査役など)
・自営業者
【FP3級】労災保険

労災保険の保険料

労災保険の保険料は、全額事業主が負担する必要があります。

労働者は、労災保険の保険料を払わなくてもいいんだ!

労災保険の給付内容

労災保険の給付内容は、さまざまなものがありますが、FP3級の過去問に出題された以下の2つを覚えておきましょう。

FP3級の試験での出題頻度は高くないよ!

満点を目指したい人は覚えておこう!

労災保険の給付内容説明
障害補償等給付労働者に障害が残った場合に給付
休業補償等給付労働者が病気やケガで休業した場合、4日目から給付基礎日額の60%相当を給付
【FP3級】労災保険の給付内容

労災保険の特別加入制度

労災保険は、役員や社長、自営業者などが加入できませんでした。

しかし、特別加入制度を使用することで、役員や社長、自営業者も労災保険に加入することができます

また、2024年11月からフリーランスも労災保険の特別加入の対象になります。

新たにフリーランスも追加されるんだ…

FP3級の試験に出てくるかもしれないね…

労災保険の特別加入制度は、FP3級の試験で出題頻度が少ないから、難しいと感じる人はスルーしてもいいわよ。

参考:フリーランス 労災保険の特別加入|厚生労働省
参考:労災保険給付の概要|厚生労働省

【FP3級】労災保険の問題①

労働者災害補償保険の保険料は、労働者と事業主が折半で負担する。

出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2024年1月

答え:×

労災保険は、事業主が全額負担します。

→【FP3級】労災保険の「保険料」を復習する

【FP3級】労災保険の問題②

アルバイトやパートタイマーが、労働者災害補償保険の適用を受けるためには、1週間の所定労働時間が20時間を超えていなければならない。

出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2023年9月

答え:×

労災保険は、労働者すべて(役員・社長・個人事業主を除く)が対象です。

→【FP3級】労災保険の「対象者」を復習する

【FP3級】労災保険(労働者災害補償保険)のまとめ

本記事では、FP3級の試験に出てくる内容に絞って、労災保険をわかりやすく解説しました。

思ったよりボリュームが少なかったね!

最後にFP3級で覚えておきたい労災保険の内容をまとめたので、しっかり暗記してFP3級の試験に合格しましょう!

【FP3級】で覚えておきたい!

FP3級の労災保険(労働者災害補償保険)

今回覚えておきたいポイントは、以下の2つです。

  • 労災保険の対象者は、すべての労働者役員・社長・個人事業主を除く
  • 労災保険の保険料は、事業主が全額負担
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