【FP3級】障害年金とは?障害基礎年金と障害厚生年金の違いをわかりやすく解説!

【FP3級】障害年金 ライフプランニングと資金計画

「FP3級の障害年金が分からない!」

「障害基礎年金と障害厚生年金の違いは?」

FP3級の勉強を始めたばかりの方は、障害年金の分野で悩んでいる方も多いでしょう。

僕も障害年金は訳がわかりませんでした!!

本記事では、FP3級の試験に出る内容に絞って、障害年金をわかりやすく解説していきます。

障害基礎年金と障害厚生年金に分けて、過去問も交えつつ紹介しているので参考にしてください!

【FP3級】障害年金とは

障害年金とは、病気やケガが原因で障害を持った場合に給付される年金のことです。

障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金の2つに分けられています。

障害年金の種類簡単な説明
障害基礎年金国民年金(第1・2・3号被保険者が加入)から支給される
障害厚生年金厚生年金(第2号被保険者が加入)から支給される
【FP3級】障害年金の種類

障害年金の種類をタップすれば、解説している場所に飛べるよ!

「国民年金」のところをタップすれば、年金の全体像を詳しく解説した記事に飛べます!

全体像を理解しておくことは、FP3級の勉強するうえで大事なので参考にしてくださいね!

【FP3級】障害年金①障害基礎年金

ここからは、障害基礎年金についてわかりやすく解説していきます。

障害基礎年金の受給要件

障害基礎年金の受給要件は、以下の2つです。

  • 障害の原因になった病気やケガの初診日に国民年金の被保険者であること(20歳より前・60歳以上65歳未満で年金未加入の方も含む)
  • 障害認定日の時点で障害等級表における1級または2級の方

ここは、FP3級の試験であまり出てこないから、難しい場合はスルーしてね!

障害基礎年金の保険料の納付要件

障害基礎年金の保険料の納付要件は、以下の通りです。

国民年金保険料納付済期間 + 保険料免除期間 ≧ すべての被保険者期間の2/3

上記が原則ですが、特例として初診日が令和8年4月1日より前であれば、直近1年間に保険料を滞納していなければ受け取れます。

基本的には、被保険者期間のうち2/3以上の条件を覚えておけばOK!

「直近1年間に滞納していなければ受け取れる」という部分もFP3級の試験で問われたことがあるわよ。

余裕がある方は、覚えておきましょう!

参考:障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額|日本年金機構

障害基礎年金の年金額

障害基礎年金の年金額は、以下のポイントを押さえておきましょう。

障害等級年金額
1級老齢基礎年金の1.25 + 子供の加算額
2級老齢基礎年金 + 子供の加算額
【FP3級】老齢基礎年金の年金額

障害等級が1級の場合は、1.25倍がもらえる点を覚えておこう!

FP3級の障害基礎年金でよく問われているわよ!

参考:障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額|日本年金機構
参考:[年金制度の仕組みと考え方]第12 障害年金|厚生労働省

【FP3級】障害年金②障害厚生年金

ここからは、障害厚生年金について解説していきます。

障害厚生年金の受給要件

障害厚生年金の受給要件は、以下の通りです。

  • 初診日に厚生年金保険の被保険者であること
  • 障害認定日に障害等級が1級・2級・3級のいずれかであること

障害厚生年金は、障害等級が3級でもいいんだ!

障害厚生年金の保険料の納付要件

障害厚生年金の保険料の納付要件は、以下の通りです。

国民年金保険料納付済期間 + 保険料免除期間 ≧ すべての被保険者期間の2/3

上記が原則ですが、特例として初診日が令和8年4月1日より前であれば、直近1年間に保険料を滞納していなければ受け取れます。

障害基礎年金の保険料の納付要件と同じだね!

参考:障害厚生年金の受給要件・請求時期・年金額|日本年金機構

障害厚生年金の年金額

障害厚生年金の年金額は、以下の通りです。

障害等級年金額
1級報酬比例の年金額1.25 + 配偶者の加給年金額
2級報酬比例の年金額 + 配偶者の加給年金額
3級報酬比例の年金額
【FP3級】老齢厚生年金の年金額

障害基礎年金となにか変わったのかな…?

子供の加算額だった部分が、配偶者の加給年金に変わってるわね。

また、障害厚生年金では、「障害手当金(報酬比例の年金額 × 2)」を一時金として支給してもらえます。

障害基礎年金よりも色々充実してるね!

【FP3級】障害年金の過去問を解いてみよう!

ここからは、障害年金である「障害基礎年金」「障害厚生年金」の分野の過去問を解いていきます。

実際にFP3級の試験に出題された問題を使用しているので、しっかりと学んでおきましょう!

FP3級:障害年金の過去問①

子のいない障害等級1級に該当する者に支給される障害基礎年金の額は、子のいない障害等級2級に該当する者に支給される障害基礎年金の額の( )に相当する額である。

  1. 1.25倍
  2. 1.50倍
  3. 1.75倍

出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2023年9月

答え:1

障害基礎年金の年金額は、以下の通りでした。

老齢基礎年金の1.25 + 子供の加算額

1.25倍は、老齢厚生年金も同じだから覚えやすいね!

→【FP3級】障害基礎年金の「年金額」を復習する

FP3級:障害年金の過去問②

障害基礎年金の受給権者が、生計維持関係にある65歳未満の配偶者を有する場合、その受給権者に支給される障害基礎年金には、配偶者に係る加算額が加算される。

出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2023年9月

答え:×

配偶者の加給年金がもらえるのは、障害厚生年金です。

障害基礎年金の場合は、子供の加算がもらえます。

ここはちょっと難しいから覚えられていなくても気にしないで!

→【FP3級】障害基礎年金の「年金額」を復習する

FP3級:障害年金の過去問③

子のいない障害等級1級に該当する者に支給される障害基礎年金の額は、子のいない障害等級2級に該当する者に支給される障害基礎年金の額の( )に相当する額である。

  1. 0.75倍
  2. 1.25倍
  3. 1.75倍

出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2023年9月

答え:2

障害基礎年金の年金額は、以下の通りでした。

1級:老齢基礎年金の1.25 + 子供の加算額

2級:老齢基礎年金 + 子供の加算額

障害等級が2級の場合の、1.25倍であることがわかります。

→【FP3級】障害基礎年金の「年金額」を復習する

【FP3級】障害年金のまとめ

本記事では、FP3級の試験で学んでおきたい内容に絞って、障害年金についてわかりやすく解説しました。

障害年金は、障害基礎年金と障害厚生年金の2種類がありました。

FP3級の障害年金の範囲では覚えることが少ないから、頑張って覚えようね!

障害年金の範囲をマスターして、PF3級の試験に合格しましょう!

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