「FP3級の勉強をしているけど、税金の種類が多くて分からない!」
「税金の種類って全部覚える必要があるの?」
FP3級の勉強を始めたばかりで、税金の種類の多さに困っている方も多いでしょう。
税金の種類の多さに絶望した記憶が鮮明に蘇ります!!
そこで本記事では、FP3級を目指す方が覚えておくべき内容に絞って、税金の分類・種類をわかりやすく解説していきます。
国税や地方税の違いや直接税と間接税の違いもわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
FP3級の合格を目指すだけであれば、基礎だけ覚えてしまえば問題ありません。
FP3級の合格で最低限覚えておきたい内容に絞って
解説していきます!
【FP3級】税金の分類・種類
税金は大きく分類すると、以下の2つに分かれます。
国税 | 国に納める税金 |
---|---|
地方税 | 地方公共団体に収める税金 |
さらに、国税と地方税は、直接税・間接税の2種類に分かれます。
直接税 | 税金を支払う人が直接納める税金 |
---|---|
間接税 | 税金を負担する人と納める人が違う税金 |
税金の種類をまとめた表は、以下の通りです。
直接税 | 間接税 | |
---|---|---|
国税 | 所得税・法人税・相続税・贈与税など | 消費税・登録免許税・酒税・たばこ税・関税・など |
地方税 | 住民税・自動車税・固定資産税・軽自動車税・など | 地方消費税・ゴルフ場利用税・入湯税など |
参考:税の種類と分類|国税庁
聞いたことのない税金もたくさんあるんだね…
赤で線を引いているところは、FP3級の試験でも出ていたから覚えておこう!
贈与税に関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてくださいね!
【FP3級】税金の金額の決め方
税金として支払う金額は、「総合課税」と「分離課税」によって決まります。
総合課税 | ほかの所得と合わせて税金を決める | ・利子所得 ・配当所得 ・不動産所得 ・事業所得 ・給与所得 ・譲渡所得(土地や建物、株式以外) ・一時所得 ・雑所得 | |
分離課税 | 源泉分離課税 | ほかの所得と分けて税金を決める(源泉徴収で勝手に引かれる) | ・利子所得 |
申告分離課税 | ほかの所得と分けて税金を決める(自分で税金を計算して確定申告をする) | ・退職所得 ・山林所得 ・譲渡所得(土地や建物、株式のみ) |
参考:総合課税制度|国税庁
参考:源泉分離課税制度|国税庁
参考:申告分離課税|国税庁
「総合課税は総合して課税される」
「源泉分離課税は勝手に源泉徴収される」
「申告分離課税は自分で申告する」
FP3級の試験では、総合課税・源泉分離課税・申告分離課税の3つの違いだけ押さえておけばいいよ!
【FP3級】税金の分類・種類に関する問題を解いてみよう!
FP3級の税金の分類や種類を覚えるために、実際に問題を解いていきましょう。
FP3級:税金の分類・種類に関する問題①
所得税や住民税は国税であり、固定資産税や登録免許税は地方税である。
出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定学科試験2024年5月
答え:×
【解説】
所得税は「国税」で合っていますが、住民税は「地方税」です。
また、固定資産税は「地方税」で合っていますが、登録免許税は「国税」です。
FP3級:税金の分類・種類に関する問題②(自作)
源泉分離課税は、自分で計算をして確定申告をする必要がある。
答え:×
【解説】
源泉分離課税は、自分で確定申告をする必要がありません。
自分で税額を計算して確定申告をするのは、申告分離課税です。
【FP3級】税金の分類・種類のまとめ
本記事では、FP3級で学んでおきたい内容に絞って、税金の分類・種類をわかりやすく解説しました。
税金は、国税と地方税に分かれており、さらに直接税・間接税に分かれます。
「どの税金が国税なのか、地方税なのか」を把握しておくことが大切です。
忘れないように、もう一度見返しておこうね!
税金の種類や分類を覚えて、FP3級の試験に合格しましょう!